中国渡航準備 Part 3 -入国ビザ申請-

中国渡航準備

この記事では中国赴任が決まってからの渡航準備についてまとめています。これから中国に赴任や留学される方やそのご家族、中国移住を考えていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。Part 3の今回は中国入国用のビザについての内容です。
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海外渡航ワクチンについての前回の記事はこちらから↓ 順を追って読んで頂けると嬉しいです。

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中国入国用のビザとは

私が中国渡航に向けて準備していた2023年下旬は日本人が中国に渡航する際には必ずビザが必要でしたが、2024年11月末より30日以内の短期滞在者のビザ免除措置が再開することが決定しました。(2025年12月31日まで)30日間を越えて長期滞在する場合は、必ずビザの申請が必要となります。

中国入国用のビザは滞在の目的によって種類があります。主なものを以下にまとめてみました。

Mビジネス(貿易など)
Z就労
X1
X2
留学
L観光
S1
S2
中国に在留許可を持つ外国人の家族用ビザ
Q1
Q2
親族訪問
(中国人の外国人家族用ビザ)

一般的には日本人の駐在員の方はZビザ、そのご家族が帯同される場合はSビザを取得することになるかと思います。

私は夫が中国籍なので、今回取得したのはQ1ビザになります。ちなみにQ1とQ2の違いは滞在可能期間で、Q1が180日以上の長期滞在、Q2は180日以下の短期滞在が可能なビザです。(Xビザ、Sビザも同様)

ビザ申請手続きについて

私の場合、夫の会社経由で手続きを進めてもらえたので、入国ビザの申請に関しては比較的楽でした。娘(申請当時2歳)も日本国籍なので、同時に申請しました。

ビザの種類や申請時期によって多少異なるかと思いますが、以下が今回の申請に際して準備したものです。

パスポート・・・有効期限が申請日から6か月以上あることが条件です。原本が必要でした。

戸籍謄本・・・申請日の3か月前までに取得したもので、こちらも原本が必要でした。

ビザ申請書・・・こちらはExcelデータで送ってもらえたので、PC上で入力し、そのままデータでやり取りできたのは楽でしたが、かなり項目が多かったです。内容としては、中国滞在の目的や過去の渡航歴、中国以外の海外渡航歴などが主で、中には両親の職業についての項目も。自身の職業についての項目では直属の上司の連絡先まで記入が必要で、私の場合は出産後既に退職していたので、わざわざ前職の上司に連絡を取らなくてはならず、なかなか面倒に感じました。今回は家族で長期滞在するためのビザ申請でしたが、もし単身での短期間の観光が目的だったら面倒で諦めていたかもしれません。。

証明写真・・・中国ビザ用のものはサイズや背景などが厳密に指定されており、対応してもらえる写真スタジオで娘も一緒に撮ってもらいました。

中国国籍保有者からの招聘しょうへい・・・今回の場合は夫(中国籍)からのものになります。

尚、ビザ申請の手数料については取得するビザの種類によって異なるため、各ビザセンターやビザ申請代行会社にお問い合わせください。

ビザセンターへ

中国ビザの申請はお住まいの住所の管轄の中国大使館・総領事館またはビザセンターでの申請となるそうです。私は申請当時、大阪に住んでいたので、大阪ビザセンターで申請を行いました。当日はビザ申請代行会社からの中国語が出来るスタッフの方に付き添っていただけました。

大阪ビザセンターはビルの中にあったので、予約時間に直接センターに向かい、スタッフの方と合流しました。(※現在ビザセンターの事前予約制は廃止となったそうです。)かなり待たされるかもと聞いていましたが、朝早めの時間帯だったからか、実際案内されるまでは5分程度でした。センターのスタッフはほぼ中国の方のようでしたが、付き添いの方が通訳してくださったので問題ありませんでした。パスポートなどの必要書類は事前に全てお渡ししていたので、自分のもので間違いがないか確認し、最後に手の指10本の指紋採取(生体認証データ)を行いました。

指紋採取に関しては、条件によって免除されるそうです。

14歳未満または70歳以上の方は免除の対象となるため、今回娘も同時に申請しましたが、ビザセンターに行く必要はなく、代理申請で大丈夫でした。その他、詳しくは各ビザセンターやビザ申請代行会社などのサイトでご確認ください。

中国入国後に必要な手続きについて

申請後、1週間ほどで無事に入国ビザを取得することができ、これでやっと入国の手筈は整いました。しかし海外赴任などの長期滞在の場合は入国後に更なる手続きが必要となります。主なものを以下にまとめました。

居留許可申請・・・180日以上の長期滞在の場合、必ず必要です。中国入国後、30日以内に申請します。この申請に際しても必要な書類があったり、現地に行ってから「外国人体格検査」という健康診断を受ける必要があり、正直かなり面倒でした。。こちらについてはまた別途記事にまとめようと思います。

※入国ビザの種類によっては更新や延長が可能だそうです。今回は海外赴任の帯同なので私は該当しませんでしたが、詳しくはこちらを参照ください。

外国人就業書の申請・・・駐在など中国で就業する際はこちらも必ず必要となります。中国入国後、15営業日以内に申請します。申請から発行までは約15営業日ほどだそうです。

まとめ

今回は中国渡航準備 Part3として入国ビザ申請について記事にまとめました。参考になれば嬉しいです。短期間の滞在については今後コロナ禍前のようにビザが不要になる可能性も考えられますので、渡航前に外務省のホームページなどで最新情報を調べてみてくださいね。

今後も順を追って渡航準備・移住準備について記事にしていきますので、お楽しみに!

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