こんにちは!現在(2024年9月時点)中国杭州市在住のMarilynです。
この記事では中国の託児所について、実際に見学や子どもを預けた体験談も含めてご紹介しています。小さいお子さん連れで中国赴任や移住される方の参考になれば嬉しいです。
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託児所とは
日本と同じく、子どもを預ける場所のことで、中国語では托儿所(tuo er suo)/托班(tuo ban)/托育(tuo yu)と言います。日本にも一時預かり・一時保育や認可外保育園など色んなタイプの託児所がありますが、中国では認可外保育園に当たるものが多く、幼稚園入園前の0~3歳までの未就学児を対象としているところがほとんどのようです。
筆者には3歳の娘がおり、最初は現地の幼稚園やインターナショナルスクールなども検討しました。しかし今回の中国赴任は約1年と短く、現地幼稚園の入園は日本で言う2歳児の9月で、外国籍の子どもは入園手続きが複雑そうな上に通わせても数か月になってしまうため、断念することに。
またインターの場合、夫の会社からの学費補助が出るのが3歳児の4月からで、プレ保育クラスに入園させる場合は全て自費になってしまうので、さすがに高額すぎてこちらも断念(苦笑) 色々考慮した結果、最終的に滞在期間の後半6ヶ月だけ認可外保育園タイプの託児所に預けることにしました。
見学時のエピソードと感想
まずは園の雰囲気を見ておきたかったので、託児所3か所の見学に行きました。見学した順にご紹介します。
【追記】:記事公開当初は託児所の名前を全て明記しておりましたが、現在の情勢を鑑みて、娘が通園している託児所の名前と見学した託児所の校名は一旦伏せることにしました。ご了承ください。
① A園
一番最初に見学し、現在娘が通っている託児所です。総合的に見て一番雰囲気が良く、保育料も見学した中では一番安かったことからこの園に決めました。オーナー兼校長先生が英語が話せるので、見学時も英語で対応してもらえました。
他の2つの園と比べると少しローカルな場所にあり、外観もやや古く見えましたが、園の中は綺麗でアットホームな印象を受けました。この園については後ほど詳しくご紹介します。
② Qim 启萌儿童成长中心
次は一番賑やかで綺麗な託児所でした。
こちらは中国語と英語のバイリンガル保育園で、ネイティブの先生もいらっしゃいました。中国人の先生たちもみんな英語が話せるようで、見学時も英語で対応してもらえました。ちょうど行った時にお誕生日会をしていたのがすごく華やかな雰囲気で、設備やおもちゃも充実しており、娘はここが一番気に入ったようでした。私も雰囲気は好きで立地的にも一番良いと思ったのですが、保育料が約8000元/月(約16万円)とめちゃくちゃ高く、さすがに断念せざるを得ませんでした(泣)
③ 迪卡婴幼童成长公馆托班早教中心
最後に行ったこちらは早期教育のスクールがメインの保育園でした。こちらは見学時の対応があまり良くなく、通っているお子さんも少なくて、ガラガラな印象だったので、見学の時点で候補から外しました。経営的に心配だったのですが、案の定見学した校は現在は閉園してしまったそうで、実際見に行って良かったです。
託児所生活スタート
前述の通り、一番最初に見学した託児所に入園を決めました。ここからは園について、日本の保育園との違いなども含めてご紹介します。
園の基本情報
・対象年齢:0~3歳
・保育料:約5000元/月(食費込み、日本円で約10万円)※かなり高いですが、駐在員が住んでいるエリアは安全面も配慮して比較的高級な地域のため、これぐらいの価格が相場のようです。
・給食:あり(午前と午後に1回ずつおやつも)
・送迎バス:なし
入園前~体験保育
オーナーの先生に入園希望の連絡をしたところ、見学から少し時間が経っていましたが、娘のことを名前まで覚えてくれていました。娘はかなり人見知りで、慣れるまでは緊張して泣いてしまうこともあるのですが、そんな娘の性格を考慮してくれ、とてもありがたいことになんと体験保育の日まで私が同伴する条件で保育活動に無償で参加させてくれました!1週間ほどほぼ連日連れて行ったことで娘も園の雰囲気に慣れ、実際に通い始めてからはびっくりするぐらいすぐに馴染んだ様子。泣いたのも最初の2日だけでした。
クラス分け・言語環境について
中国語のみのクラスと中国語と英語のバイリンガルクラスに分かれており、中国語クラスは更に年齢別(0~2歳・3歳以上)に分かれていましたが、人数が少ない時は1クラスだけになるようです。
娘は中国語クラスに入れましたが、我が家は夫が中国籍で、娘は生まれた時から日中バイリンガルで育ててきたので、中国語のみの環境でも全く問題なかったです。今では中国人のお友達も出来たよう。
我が家のバイリンガル子育てについては別記事にまとめています。
活動内容
お天気の良い日は午前中、先生たちが引率してくれて近くの公園でお外遊びをしたり、お散歩したりしているそうです。午後は室内遊びで、動物や季節のイベント、交通安全などの身近なテーマに沿って先生が絵本を読んでくれたり、皆で歌ったり工作をしたりしている様子。
時には本物の野菜を使ってお店屋さんごっこをしたり、水着のファッションショーをしたりと、日本とは違う保育活動もあって面白いです。また不定期で校外学習もあり、バスに乗って博物館に連れて行ってもらったことも。
保護者との連絡
オーナーの先生から毎日Wechatで一日の活動内容や園での様子、昼食のメニューなどをまとめたレポートが送られてきて、何かあった時もすぐにやり取りできるので安心です。また先生たちが撮ってくれた写真を毎日写真共有アプリを通じて保護者に共有してくれるので、子どもの様子も分かりやすく、安心して預けられています。
日本の保育園・託児所との違い
日本では一時保育に数回預けただけなので、あくまでもその時との比較になります。
まず持ち物について。日本と比べて準備が圧倒的に楽です!日本では毎日着替えが2~3セット必要だと思いますが、今の園は1セットだけでよく、汚れたり濡れてしまった時以外は全く着替えずに過ごしています。服装についても決まりはなく、日本ではNGとされているフードや紐のついているものやワンピースなどでも大丈夫です(笑)
また日本では紙オムツも含め、全ての持ち物に名前を書く必要がありますが、今の園はどちらでも良いような感じなので、水筒とカバン、靴以外には何も書いていません(笑) 今のところ、他のお子さんのものと紛れたりしたことはありません。
逆に困るのは、特別な持ち物が必要な時やイベントの連絡が直前に来るので、準備が間に合わないことが時々あります。また工作でハサミを使わせたり、安全性が少し心配なものを材料に使っていることもあり、もう少し安全面に配慮してほしいと感じることも。
しかし総合的にはとても良心的でアットホームな園で、何より娘が毎日楽しく通っているので、この園を選んで良かったと思っています。
「中国 幼稚園情報ブログ」のご紹介
最後に中国の幼稚園や託児所についての情報をまとめた「中国 幼稚園ブログ」をご紹介します!
今回この記事でご紹介したのは杭州市にある託児所のみですが、こちらのブログでは中国の他の都市(上海を除く)にある託児所や幼稚園も多数ご紹介されています。現地在住の日本人の方が運営されており、情報も全て日本語です◎これから小さなお子さん連れで中国に赴任される方や移住をお考えの方は是非参考にされてくださいね。
まとめ
今回は中国の託児所についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?参考になれば嬉しいです。
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