こんにちは!皆さんは中国で一番有名な日本人は誰だと思いますか?歌手?それとも俳優?
正解は・・・
中国在住のドキュメンタリー映画監督 竹内亮さんという方です!
この記事では竹内亮さんとその監督作品についてご紹介します。
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竹内亮さんと主な監督作品について
竹内亮さんは1978年生まれの千葉県出身。現在は中国南京市在住。中国移住前はテレビ東京『ガイアの夜明け』やNHK『世界遺産』など数々の番組でドキュメンタリーを制作されてきました。
2011年にNHKの番組『長江 天地大紀行』の撮影の際、現地の中国人に今の日本が知られていないことを知りショックを受け、中国向けに日本を伝える映像を作ろうと決意されたとのこと。
2013年にご家族と共に中国に移住され、映像制作会社を設立。2015年から日本に住む中国人・中国に住む日本人に密着するドキュメンタリー番組『我住在这里的理由(私がここに住む理由)』の制作を開始。現在も続く人気シリーズで動画の再生回数はなんと4年で6億を突破しているそうです!(2023年4月時点)
2020年にロックダウン解除直後の武漢を取材した作品『好久不见,武汉(お久しぶりです、武漢)』が大きな反響を呼び、中国外交部からも高く評価されています。
2021年に雑誌Newsweekの『世界が尊敬する日本人100』に選出。2023年には中国政府が文化交流に貢献した人に贈る「蘭花賞」を日本人で唯一初めて受賞されています!
現在竹内さんはSNSの合計フォロワー数が1000万人を超え、中国のSNS ウェイボー旅行関連インフルエンサーランキングでは全国1位(2023年1月時点)だそう!インフルエンサーとしても絶大な人気があることが伺えます。
竹内亮さんを知ったきっかけ
私が竹内さんを知ったのは偶然YouTubeで中国語学習について竹内さんがお話されている動画(※下にリンクあり)を見たことがきっかけでした。その動画では竹内さんが中国に移住した頃、なんと1日10時間も中国語を猛勉強し、最初の3か月で日常会話ができるようになったとお話しされていて、同じ中国語学習者としてすごく刺激を受けました!動画内で実際に中国語でもお話されていますが、とても流暢でした。
竹内さん監督作品の魅力
中国向けに日本を伝える作品を作りたいという想いから中国に移住した竹内さんですが、移住してからはすっかり中国に惚れ込み、日本人に日本のメディアが伝えないリアルな中国を知ってもらいたいという想いで作品を作るようになったそう。
竹内さんのドキュメンタリー番組や映画作品は何本か鑑賞しましたが、有名人ではなく一般の方にスポットを当てて密着取材した作品が多いこともあり、どの作品を観てもとてもリアルに感じました。竹内さんが取材対象の方と一緒に食事をしながらお話を伺う場面が多く、インタビュアーとしてというよりは友人として寄り添うような温かい雰囲気があって、竹内さんの飾らない人柄がそのまま作品に表れているように感じましたし、彼の中国に対する想いが伝わってきました。私自身が今中国に住んでいるので中国をより身近に感じたり気付かされたりした部分も多く、気付いたらすっかり竹内さんとその作品のファンになってしまいました。中国に興味がある方はもちろん、逆にあまり良いイメージがない方にも是非観てもらいたいです!
竹内さんの自著作品
竹内さんは映像作品以外にも、2022年に自著『架僑 中国を第二の故郷にした日本人』、2023年に『レンズを通して見た本当の中国』を発表されています。
『架僑~』の方だけ拝読しましたが、こちらは竹内さんの人気番組『我住在这里的理由(私がここに住む理由)』に登場した中国在住の日本人の方の取材当時のエピソードを描いたもので、私自身が中国に来てから読んだこともあり、自分と同じ日本人が言葉も文化も違う中国で奮闘している姿にすごく刺激を受けました。また中国と日本の違いや中国文化・現在の中国の生活についてもライトなタッチで描かれていて、とても読みやすく興味深い作品でした。
最新作「劇場版 再会長江」について
続いて竹内さんの監督最新作『劇場版 再会長江』についてご紹介します。
今作は2011年に竹内さんがNHKの番組で撮影した中国の母なる大河・長江6300kmとその流域の街を10年ぶりに辿って撮影し、当時取材した人々と再会しながらこの10年の変化を記録したものです。2022年にインターネット版が公開され、第28回中国ドキュメンタリー長編映画ベスト10に選出されるなど中国全土で話題となりました。この劇場版はインターネット版を新たに再編集したもので、インターネット版未収録のエピソードも含まれた全く新しい作品になっているそうです!
日本版公式HPはこちら
予告編
YouTube版の感想
私は劇場版の鑑賞前に、公式YouTubeに公開されていた全9話の番組を鑑賞しました。
チベット高原の香格里拉(シャングリラ)から雲南、重慶、武漢、南京、そして上海まで続く長江全長6300kmとその流域の都市を旅する壮大なドキュメンタリーで、とても見ごたえのある作品でした。何もない大自然が広がる地域もあれば、高層ビルが立ち並ぶ大都会もあって、中国の広大さを感じましたし、竹内さんと一緒に旅をしているような気分になれたのも楽しかったです。10年前に撮影した映像も時折出てきて、中国のこの10年の変化が見れたのも面白く、特に田舎地域の発展ぶりがすごいと感じました。
やはり印象に残ったのは10年前に出会って撮影した人々との再会シーン。みんな竹内さんや撮影スタッフのことを覚えていて、中には涙する人までも。武漢でのエピソードでは竹内さんの作品『お久しぶりです、武漢』に出演した人たちも再出演していて、私は作品を鑑賞していたので彼らのその後を知ることが出来て嬉しい気持ちになりました。
10年前の撮影時には中国語がほとんど出来ず、ほぼカメラを回していただけだった竹内さんが、今回は自らカメラの前に立って現地の人々と交流するようになっていたというのもすごいと思いました!こんなに流暢に会話が出来たら生活するのも旅をするのも楽しいだろうなと思いましたし、個人的には中国語学習のモチベーションにも繋がる作品でした。
中国では5月24日からこの劇場版が公開予定で、全国1万以上の映画館で上映が決まるなど、既に話題となっています。私もこの機会に観に行こうと思っています!日本でも一部の劇場で公開中なので、機会があれば是非足を運んでみてくださいね。
まとめ
今回の記事では中国在住の日本人ドキュメンタリー映画監督 竹内亮さんについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
公式YouTube 和之夢(わのゆめ)公式チャンネルにはこの記事で紹介したものも含め、たくさんの番組が公開されておりますので、気になった方は是非ご覧になってくださいね!
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